より桁数の大きな整数を扱うためには, 『多倍長計算』と呼ばれる計算をします. そのために必要な 変数の配列の話をします. 配列は, 計算機概論 I の awk の にも登場しましたし, 今までに出たプログラムでは,
char nyuryoku[BUFFSIZE];の部分が, char 型の変数の配列の宣言になっています.
配列は, 同じ型の変数を複数個並べた変数です. 並べ方は,
1次元的であると限る必要は無く, 2次元的, 3次元的
であっても構いません.
数学でいうと, ベクトルや行列(さらにテンソル)だと考えてください.
このように, 基本データ型からより複雑な別のデータ型を定義する事は, 高級言語では必ずできるようになっています. プログラムに対して有効な データ型を定義するのは, 重要な事です.