単位の揃え方

Original: By Prof. Kimoto, Modified by Suga

単位とは

学習量を測る基準のこと. 通常, 講義を受講した上で期末試験に合格したり レポートを提出したりするとか, 実習・演習・実験に欠席せず積極的に参加する とかいったことで単位がもらえる. 単位を一定量集める (単位を揃えるという表現が使われる)ことによって, 学士号を取得(つまり卒業)出来たり 教員免許の取得が可能になったりする.

単位の数えられ方

単位を取るには

ある授業の単位を取るには, まずその授業を受講する事を 登録しなければならない. 授業登録は, 基本的には各学期の開始時にあるが, 集中講義のように学期途中に登録が行われる物もある.

どの授業を登録するかは, 卒業に必要かどうか, 教職等の資格取得に必須かどうか, その授業が登録できる学年かどうか, その授業に興味が持てるかどうか等の基準で判断する. 授業内容については, シラバス(授業計画)が Web で公開されている. 科目によっては, 受講希望者が多数で登録できない 可能性もあるので注意する. なお, 学期始めの登録については Web を用いて行われるので, その方法についてはオリエンテーションで説明する.

もちろん登録しただけで単位が取れるわけではなく, 単位を取るには, その授業に出席したり, 与えられた課題をこなしたり, 授業で行われる試験で然るべき成績を取る必要がある. このような条件が満たされない場合, 「不可」と言う成績がつき, その単位を取った事にはならない.

不可と言う成績判定は, 大学が発行する成績証明には書かれないので, 大学外にその事が出る事は無い. 従って沢山の授業を 積極的に登録して, つまらなかったり, 合わなかったりしたら, その授業の単位を取る事を途中であきらめるのは, 態度として正しい.

※ 数理科学科はGPA(Grade Point Average, 登録全教科の平均点)で 学生を評価する可能性がとても低いと思われる.

数理科学科を卒業するためには

数理科学科を卒業するためには, 合計で 124 単位以上を取得する必要がある. もちろん, これは無条件にどんな単位の寄せ集めでも良いわけではなく, いくつかの縛りがある. また, 科目によっては(微分積分学入門等) 卒業に必要な単位に数えてもらえないものもある. 具体的には,以下のように科目の種別ごとに 必要最低単位数が設定されていて, それぞれにおいてその下限を上回っていなければならない.

また,一学年中に取得した単位数が 16 単位以下の場合, ペナルティとして除籍処分となるので注意すること (最終学年, 数理の場合は卒業研究を登録している人, は除く). また, 大学には高々 8年(16学期, 再入学の場合は, 卒業に必要な在籍学期数の 2倍の学期)しか在籍出来ない ことにも少し注意.

* 1度目の除籍の半年後には再入学可能だが, 再入学する際には, 検定料を支払うことが必要となる.

** 2度目の除籍後は, 再入学も出来ない.

卒業研究を履修するためには

数理科学科を卒業するには, 4年次の必修科目「卒業研究 I・II」の単位を取得する 必要がある. この科目は無条件に履修できるわけではなく, 次の条件を満たさなければならない.

上の条件が満たされず, 卒業研究の授業登録ができない人は仮に4年目であっても 最終学年とは見なされない.また特別な事情(病気などによる長期欠席等)がある人以外には, 卒業研究 Iは前期に, 卒業研究 IIは後期にしか開講されない事も注意する.

※ ここに書かれている内容の正確な記述は, 入学時の学生便覧にあるので, 必ずそれを確認すること.

教員免許状を取得するためには?

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