CLI を使ってみる

上で述べた CLI を使ってみましょう.

今の PC は, CLI も使えるようになっています. (iPad のようなタブレット端末では, アプリを導入しないと使えません.) 次の方法で, CLI のためのアプリケーションを起動します.

Windwos11: スタートメニュー → すべてのアプリ → Windows ツール → Windows PowerShell(x86)
Mac: Finder の移動メニューからユーティリティを選んで, 「ターミナル」をダブルクリック

ウィンドウが 1つ開きますが, 例えば, 半角入力モードで ls とタイプして ENTERキー(Mac は return)を押してみて下さい. 上で述べた, ホームディレクトリのファイルとフォルダ一覧が出力されます.

この講義では, これ以降 CLI はほとんど使いません. CLI そのものは, 使い方に慣れれば GUIよりも使いやすく, 多量のファイルやフォルダを一括して名前を付け変えるような処理 (例えば古い順に数字でファイル名を付けていく等)をする場合には, GUIでは大変になりますが, CLIを上手に使えば簡単にできるようになります (スクリプトと呼ばれるプログラムを実行することができる.).

ネットワークサービスを提供する「サーバー」と呼ばれる仕事をするコンピュータでは, その管理や設定は, CLI を用いるのが普通です. GUI は直感的には操作がわかりやすいのですが, 決まり切った仕事をサクッと終えるような使い方は, CLI の方が早くなるからです (1 つのマウスポインタより 10 本の指の方が早い).

2024-05-03