コンピュータで文書を作るときの注意(再掲)

コンピュータで作成する文書は, 人間以外にもコンピュータ(のソフトウェア)も読みます. 日本語を使っている時には特に次の事に注意して下さい.
1単語の文字列に空白や改行を入れるな
例えば「数学」を体裁を整えるために「数 学」と書くと, 文書内での検索で, 「数学」の文字列の検索に失敗します. 目の不自由な人は, 文章読み上げソフトなどを利用できるようになってきていますが, 文章読み上げソフトは「かず がく」と誤判断してしまいます. どうしても字間を広げたいときには, 文書整形ソフトウェア (ワードプロセッサ他)を用いて「字間を広げる」と言う指示をします.
Ascii コードにある文字は, ascii コードを入力する
この事も何度か言っていますが, 例えばいわゆる全角のAと半角の Aは, 環境によっては人間には区別がつきません. しかしコンピュータの データとしては, 文字コードの値が違うので全く別のデータになります. しかし, 今回書いた, HTML コードでは, 半角の A は特別な意味を持つ 事がありますが, 全角の A は特別な意味を持つ事はありません. 「A という文字だから, 全角でも半角でも同じように動作する」と言う風にはコンピュータは 作られていません. そのように作る事は不可能ではありませんが, 手間の割に得る事が少ないのです. 従ってコンピュータを使うときには 「コンピュータは機械だ」と言う意識をある程度持っている必要が あります.
2022-05-18