この節をまとめると, 次です.
- 情報共有の際には, まず「文字だけのデータ」での共有で済ませられるかの検討をする.
- 文字だけのデータの共有で済まない時には, 国際的に公開された規格のファイル形式での共有をする.
- 国際的に公開された規格のファイルでも, ウィルスを仕込まれている可能性があるので,
出所不明のファイルは読まない.
特に, 一番最初の「文字だけのデータ」での情報共有は, 意外に広範囲で可能で, しかも有効です.
例えば, 東日本大地震の原発事故に由来する放射線量測定データの公開は,
PDF(ごく初期だけ)から「文字だけのデータ」に変わりました.
PDF は人が読んだり印刷したりするためのデータで,
人以外(データ処理をするPC)に内容を知らせるには, 不便なのです.
2022-05-04