前回も言いましたように, 今のままではネットワークを使って 皆さんのウェブペイジにアクセスする事は出来ません. それが出来るようになるには, Web サーバと呼ばれる コンピュータの然るべき場所にファイルを置いて, アクセスできるように然るべき設定をする必要があります.
いわゆるプロバイダを利用する場合には, ファイル転送ソフトを用いて Web ペイジのファイルを転送しますが, 琉球大学の情報処理センターでは, 皆さんのホームディレクトリ(フォルダ)は, Web サーバからアクセスできるような 設定になっています. このホームディレクトリは,「xxx のホーム」ではなく, 3回目の授業で述べた,「Linux」の 1つ上の Linux, Windows, Macintosh全体の ホームです. ホームディレクトリの全てのファイルが, Web サーバ越しに見えたのでは, (公開しない)個人的なファイルが置けませんので 特定のディレクトリ(フォルダ)内だけが Web サーバ越しに見えます. 情報処理センターの場合, ホームディレクトリの中の 「WWW」(W は大文字)と言うディレクトリに HTML 関連ファイルを置いて, そのディレクトリが Web サーバのソフトウェアから読み取り可能に しなければなりません. 3回目の講義で, このフォルダはすでに作成済みですが, 欠席をしてまだ作成していない人は, http://www.math.u-ryukyu.ac.jp/~suga/joho/2013/03/node7.html に従って作成して下さい.
Web サーバが, このフォルダを読めるようにするには, 次のようにします. (ここからの作業は, Windows では不可能ではありませんが大変です. Mac では, ファインダの「フォルダの情報を見る」から, 所有権とアクセス権の詳細な情報と言う場所を見て, グループとその他に「読み出しのみ」を選ぶ事で, 同様の事が出来ます.)
上が全部終ったら, firefoxで URIを入力する所に,
http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~e1331xx
(1331xx は自分の学籍番号を入れる)と入力してみて下さい.
それは, ネットワーク越しにアクセスしたペイジです.
今までは, 自分のファイルを Firefox が直接読んでましたが,
この読み方では, 一旦琉球大学の Web サーバが読み,
さらにネットワークを通じて Firefox が読んでいます.
この状態で, ネットワークに繋がった世界中から
読む事ができるようになっています.
(実際に読みに来る人がいるかどうかは, また別な問題)
自分のペイジが見えたら, 隣の人の学籍番号に変えてみて 他の人のページも見れるようになっていることを確認して下さい.