科目番号 自13 科目名 数の文化 単位 2単位 開設学期 前・後
担当教官:杉浦 誠 (理514-b)

教科書:黒田 耕嗣 著: 生保年金数理T 理論編, 培風館, 2003
参考書:黒田 耕嗣 編、塩谷 實 他共著: 生保年金数理II 理論/実務編, 培風館, 2003.
    黒田 耕嗣 著 : 保険とファイナンスのための確率論, 遊星社, 2000.
    二見 隆 著 : 生命保険数学 上・下, 生命保険文化研究所, 1988.
    Hans U. Gerber : Life Insurance Mathematics, 3rd ed., Springer, 1997.
    小暮 雅一 著 : 保険の数理-損保・生保・年金- 改訂第3版, 損害保険事業総合研究所, 1998.
    日本年金数理人会 編: 年金数理概論, 朝倉書店, 2003.

授業に必要なもの:毎回、教科書と筆記具を持ってくること。
上記のほかに「電卓」を毎回持ってきてください。
電卓は100円ショップに売っているもので十分です。(M+, M-, MRC, √は必要。)

参考書について:二見氏の本は、日本アクチュアリー会にてその復刻版を購入できます。(詳しくはhttp://www.iaj-web.or.jp/ をご覧下さい。)
小暮氏の本は損害保険事業総合研究所に直接申し込み購入できます。(詳しくは http://www.sonposoken.or.jp/ をご覧下さい。)
その他の本は書店で購入できます。Gerber氏の本は洋書を入手できる書店で購入できます。(在庫があるかどうかは不明ですが。)

授業の趣旨 : 生命保険数学入門。数学が社会でどのように役立っているかを、生命保険数学を題材として見る。
生命保険数学とは生命保険の保険料がどのように決められるかといった、生命保険に関する数学のことである。これは、生命保険会社、損害保険会社、信託銀行などにおいて活躍するアクチュアリーになるための日本アクチュアリー会資格試験の科目とされている。
文系・理系を問わず受講できるよう、高校2年次までの数学(確率や数列など)を仮定して他に必要な数学の道具(微積分など)については講義中に解説をおこなう。高校の数学IIIを未履修の学生は微分積分学入門などを受講して勉強すれば、より理解は深まるだろう。

成績評価の方法 : 試験などによる。中間、期末試験の他、必要に応じ授業中小テストを行なうこともある。

授業予定 :    (1--11 まで同じ時間配分ではない。)
1. 原価計算、2. 確定年金、3. 生命確率
4. 定期保険と生存保険の一時払い純保険料の算出方法
5. 生命年金の原価算出方法、6. 年払い純保険料の算出方法
7. 計算基数、8. いろいろな保険、年金
9. 純保険料式責任準備金、10. 分割払い保険料と責任準備金
11. 営業保険料

オフィスアワー:  月曜 10:20ー11:20

Last update on 31 / July / 2003