ここでは, ネット経由で利用できたり無料で入手できる Spread sheet で,
比較的よく用いられているものを紹介します.
- Excel(Microsoft)
- 表計算の代表と呼べるソフトウェア. 1985年の Mac版の評判がよく,
その後, Windows 3.0 から Windows版も出荷され, それ以前に用いられていた表計算ソフト
(Lotus 1-2-3, Microsoft Multiplan)を駆逐した. 有料ソフトウェア.
琉球大学は, Microsoft Office 365と法人契約をしているため,
https://login.microsoftonline.com
から大学のアカウントとパスワードでネットワーク版を利用することができるし,
ダウンロードして自分の PC に導入もできる(琉球大学の籍がなくなったら,
利用できなくなります).
login 時のアカウント名は e2331xx@cs.u-ryukyu.ac.jp (大学のメールアドレスとほんの少し違う)で,
パスワードは, 大学のシステムを利用するとき(メールを読むとき)のものと同じです.
- Numbers(Apple)
- Apple 社が自社製品(Mac, iPad, iPhone)向けに無料で提供している Spread sheet.
Apple の製品があるなら, AppStore から無料でダウンロードできる.
(iPhone でこれを使うのは苦しいと思いますが...). Excel ファイルの読み書きもできる.
Apple 社のクラウド環境(iCloud, https://www.icloud.com/)を利用すれば,
ネットワーク上で無料で使うことも可能(クラウドに置くデータ量が多くなる iCloud は有料になる).
- Google スプレッドシート
- Google が提供しているオンラインの Spread sheet.
Apple の iCloud と同様,
https://www.google.co.jp/ でGoogle のアカウントを取得すれば, Google ドライブの
データ量が少なければ無料で利用できる.
- LibreOffice
- 元々 OpenOffice と呼ばれるオープンソースソフトウェア
(Open Source Software, ソフトウェアのプログラムコードが公開されているもの)
から派生した, 無料のオフィススーツ(Office suits, ビジネス用によく利用される,
ワードプロセッサ, 表計算, プレゼンテーションソフトなどをまとめたソフトウェアのこと).
https://www.libreoffice.org/ から無料でダウンロードして使える(オフィススーツ一式なので, データは大きい).
オンライン版もあるようである.
- OpenOffice
- もともと Sun Microsystems 社(現在は Oracleに買収されて会社は無くなった)が,
自社の OS(Solaris)用に StarOffice という Office suite を開発した.
その後プログラムソースを公開し, プログラムソースは自由に使えるようにした.
以前は StarSuite8 と言う名前で販売されていたが, Sun がOracleに買収された際に
Oracle Open Office と名前を変えて配布され, 現在はWeb serverを開発している
Apache という財団が Oracle からソースコードの寄贈を受けて配布している.
このプログラムソースを元にネットワークを通じて有志が開発した Office suite.
初期の中心的な開発メンバーが LibreOffice の開発に移ったため,
今では, LibreOffice の方を使う方が良いと思われる.
https://www.openoffice.org/ より無料でダウンロードができる.
SUGA Shuichi
2023-07-07