何をもって, 良し悪しを判断するかは, 難しい問題になります. しかし, 次の 3つの基準をクリアできないページは, 悪い Web pageです.
1. の良い例として有名なのが, 俳優の阿部寛氏の Web page です. ネットワークが繋がりにくくなった時, 阿部寛氏の Web page が見えるか否かで, ネットワーク障害が致命的か否かが判断できるとまで言われています (前回の R1 ネタにもなった.).
2. 3. がダメな例は沢山ありすぎるのですが, 例として琉球大学附属図書館を挙げておきます. 個人としての発信では, 単に読者が減るだけなので, 2., 3. の基準を満たさなくとも本人以外被害を被りません. しかし, 附属図書館のような公共サービスでは, このようなページを作ってはいけません.
3. についてですが, 目の見えない人のように, 皆さんの目の前にあるモニタのようなデバイスが 利用できない人もいます. このような人でも, 点字印刷や, 文書読み上げソフトを利用すれば, Web データの内容を知ることができます. 現在の HTML は, このような配慮ができるように設計されています. 目は見えるけど, 小さすぎる字の判別が大変だったり, 色の区別がつかない人もいます. 見せ方を強制することは, このような人に対する配慮に欠けます.
この講義では, 各自が Web page を作成し, それを私が評価することで 成績判定をします. その際の判定基準として, 上の 3つは重要な基準になります.
SUGA Shuichi