前回の復習と補足

CentOS の起動
情報基盤統括センターの PC は, Windows 10 と CentOS の両方が起動できるようになっています(dual bootと言われる.). Windows を起動している人は, スタートメニューから「再起動」を選択してください. PC の電源は入ってない人は, 電源を入れて下さい. 電源を入れて起動すると, OS の選択画面が出ます.
「CentOS 8.1 ベースイメージ」
を選択します. OS が起動すると login 画面になります. その後は, login 手続きに入りますので, ユーザ名とパスワードで login して下さい.


前回の授業に来れなくて, 今回が初めての CentOS の場合は, この後「個人設定」 の画面になります.

タイプの練習
タイプは毎日20分ずつ, 2週間くらいでかなり上達します. キーを打ったらすぐにホームポジションに戻すことを意識しましょう. キーボードを見ないで打つことを心掛けましょう. すでに経験のある人も, キーボードを見ないで打っているかを確認してみましょう.

GUIとCLI
PC でアプリケーションを起動する際に, アプリケーションや書類の絵をダブルクリック (マウスの左ボタンを素早く 2回押す)することも多くあります. これらの絵(絵文字)をアイコン(icon)と呼びます.

    現在では, アプリケーションの操作では, マウスを使って多くの処理が行えるようになっています. またアプリケーションを起動させた際には, まずウィンドウが開き, そのウィンドウの中の絵や文字をクリックすることで, アプリケーションとのデータのやり取りを行うという 方式になっています. こうすることで, 1つのアプリケーションを使用中に, 別のウィンドウを開くことにより, 2つのアプリケーションを同時に利用することができます. また複数のウィンドウを開くことで, 異なるデータを1度に表示することも出来ます. このようなアイコンのクリックやウィンドウによる表示を主体とした操作環境を GUI(Graphical User Interface)環境と呼びます.

    昔のOSでは, ある処理(アプリケーションの起動など) を実行させるために, 命令(コマンド)を文字列で指定し, 最後に ENTERキーをたたくという手法が主流でした. このような環境をCLI(Command Line Interface)といいます. (CLI 以前に, そもそも単なる個人はコンピュータを勝手に使えない, と言う時代もありました.)

    CentOSを立ち上げた際に, アイコンなどが現れる背景を, ウィンドウの1つとみなし「root window」とか「デスクトップ」と呼びます. この講義では両方の言葉を使います.

マウスポインタ,カーソル
マウスを動かすと画面上の矢印の絵が動きます. この矢印を(マウス)ポインタ(mouse pointer)と呼びます. ときには, 手の絵になったり, 円の中で黒点が回転したりします. 「○○をクリックして下さい」と言ったら, マウスポインタを○○(文字やアイコン)に重ねて マウスのボタンを押すことをいいます.

    文字を入力する場面では, その箇所にマウスポインタではなく, 棒の点滅が現れます. これをカーソル(cursor)と呼びます。カーソルが現れている時には, キーボードでタイプした文字が入力されます. DeleteキーやBackSpaceキーを押すと カーソルの直前や直後の文字が消せます. カーソルは矢印キーでも移動出来ます.

ドラッグ
マウスの左ボタンを押したまま, マウスを動かすことをドラッグといいます. 「××をドラッグして△△に移動して下さい」と言ったら, マウスポインタを××に重ねて左ボタンを押したままマウスを△△まで動かし, そこで指を離すことをいいます.

スクロールバー, スクロール
ウィンドウに表示するデータが多すぎてそのウィンドウに収まらないときは, ウィンドウの右端や下端に棒が現れます. これをスクロールバーといいます. スクロールバーをドラッグして動かすことをスクロールするといいます. 真ん中にローラーの付いているマウス(ホイールマウス)では, このローラーを転がしたり, 前後左右に動かすことにより, スクロール出来る場合もあります.

SUGA Shuichi
2023-04-21