実体参照

HTML 文書の中に不等号 < を素直に書く事はできません. タグの始まりを表す文字だからです. このように本来の意味と違う特別な意味を持つ文字をメタ文字 (meta character)と言います. 2年次の計算機概論Iでより詳しく解説します. HTML では, これらを文字を表示するには「実体参照(Character entity reference)」 と言う仕組みを用います. 例えば < &lt; と書きます. (lt = less than) このように書いておくと, ブラウザがこれを不等号 < であると判断して, そのように表示します.

実際に書いてみます. 今作った「recipe.html」の <ol> のすぐ下の行に次のように記述します.

<li>
  1行目に &lt;!DOCTYPE html&gt;を書きます
</li>
入力したら, これを保存して, Web ブラウザで見てみて下さい. 文書の中の &lt;&gt;は, それぞれ, <, > という表示に変わっている筈です. 主な実体参照文字の一覧は, Web で検索すれば沢山あります. 文字コードが UTF–8 であれば, 問題になるのは, <, >. & の 3文字くらいです.

2022-06-15