PC などの道具というのは, 基本的に人を楽にするためにあるべきものなのです. ところが, PC を使うことにより, 仕事の労力を増やす人が世の中には沢山います. 皆さんのレポートメールを読むと, 教員志望の人が多いのですが, 教育の職場も, おそらくそのような人の集まりではないかと思えます.
私が目にした例では, 大学入試の際に用いる調査書があります.
調査書の所見欄では, 小さい字で 200字程度の所見を書かされているみたいです. 現場の先生に伺うと, 管理職から, その程度書くように強制され, 実際, 管理職がチェックしている ところもあるようです.
所見欄が手書きに時代は, 欄の大きさから, せいぜい 2, 30字程度だったと思われます. それが PC になったので, 労力は 10倍です. このようになった背景には, 推薦入試をする大学が増え, 参考資料に調査書を利用しているからではないかと推測されます.
しかし, 現実的には, 次のような茶番劇になってるわけです.
以前, 愛知県の県立の進学校の所見欄で, 「特記事項なし」という印鑑が押されているのがありました. 私が,「有名進学校は違うな」と感動した瞬間でした.
2022-05-04