http://www.math.u-ryukyu.ac.jp/~suga/joho/sampledata.pdf
のように PDF(Portable Document Format)形式にしますと,
閲覧や印刷はできますが, それを元にしたデータ処理をしようとすると,
改めてそのデータをコンピュータに入力しなければなりません
(PDFは, 上手に作ってあれば, それを元にテキストデータを作るツールは
ありますが...).
それには, 手間もかかりますし, ミスも起きますし, データ量が多ければ,
不可能になることもあります.
震災に伴う福島の原発事故では, 初期の頃, 行政や東京電力が この間違いを犯しました. つまり, 放射線データを PDFで公開したのです. それに対して, データ処理ができないという苦情が多く寄せられたようで, その後は, 東京電力よりテキスト形式(CSV, Comma Separated Values形式) でデータ公開がされました. こういう重要データの処理は, 様々な場所で別々の方法で行うことで, その結果の予測が正確になりますので,「データは使いやすい形で 提供する」というのは, 重要なことです.