コンピュータの勉強

最初の講義でも言いましたが, 皆さんの就職先として IT(Information Technology)系が 最も多くなると予想されます. 教員になれる人は, 学年単位で見て多くて 15人くらい (へたをすると 10人前後くらい)でしょう (沖縄ではなく, 東京や首都圏, 関西圏でもいいから教員になりたいと思う人が 多量に現れれば話は別ですが, 残念ながらそのような事は起こりそうにない. 一応書いておくと, 沖縄県の数学の教員採用数は, 平均すると中高合わせて 25人くらいだろうと予想されます.).

上のような事を踏まえて, コンピュータの勉強もそれなりにしてみてはいかがでしょうか? (数理の正規の授業では, あまりありませんが, 自習をするという意味です.) その際に, 勉強する内容は Word や Excel の使い方ではなく, プログラミング, システム管理, ネットワーク管理です. 皆さんの就職のカテゴリーは, 基本的に「技術系」であって, 事務系ではありません. また, Word, Excel 等は, 最小限の使い方はすぐにわかりますし, それ以上は余り必要ありません(Excel に関しては, 少し詳しく勉強する価値は ありますが, Word はあまり価値がありません. どちらのソフトウェアも 下手に凝りすぎるとダメダメな書類が出来上がってしまいます. 上手に使える人を, 私は見たことがありません).

自分の将来のためにも, 勉強する内容を選り好みするのではなく, 幅広い勉強をしておいて下さい. 大阪のような事例や, 最近の大津の話を見ると, 教員というのも結構リスキーで, かつ悪い事に, 余りつぶしの効かない職業ではないかと思います.

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2012-07-20