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前回の復習と補足

CentOS の起動
前回 CentOS の起動方法を述べましたが, System のバージョンアップに伴い, 今年度から変更があったので, それについて述べます. Windows で,
(左下の)スタート → 全てのプログラム → (下の方にある)VMWare → CentOS
とたどると, CentOS が起動します. (今, 起動させてみてください.)

タイプの練習
タイプは毎日20分ずつ, 2週間くらいでかなり上達します. キーを打ったらすぐにホームポジションに戻すことを意識しましょう. キーボードを見ないで打つことを心掛けましょう. すでに経験のある人も, キーボードを見ないで打っているかを確認してみましょう.

GUIとCLI
最近はコンピュータを使う時には, アプリケーションの絵をダブルクリック (マウスの左ボタンを素早く 2回押す)したり, 書類の絵をダブルクリックしたりします. これらの絵(絵文字)をアイコンと呼びます.

従来のOSはある処理(アプリケーションの起動など) を実行させるために, 命令(コマンド)を文字列で指定し, 最後に ENTERキーをたたくという手法が主流でした. このような環境をCLI(Command Line Interface)といいます.

現在では, アプリケーションの操作では, マウスを使って多くの処理が行えるようになっています. またアプリケーションを起動させた際には, まずウィンドウが開き, そのウィンドウの中の絵や文字をクリックすることで アプリケーションとのデータのやり取りを行うという 方式を取るようになっています. こうすることで, 1つのアプリケーションを使用中に, 別のウィンドウを開くことにより, 2つのアプリケーションを同時に利用することができます. また複数のウィンドウを開くことで, 異なるデータを1度に表示することも出来ます. このようなアイコンのクリックやウィンドウによる表示を主体とした操作環境を GUI(Graphical User Interface)環境と呼びます.

CentOSを立ち上げた際に, 「ごみ箱」や「xxのホーム」などのアイコンが現れる背景を, ウィンドウの1つとみなし「root window」とか「デスクトップ」と呼びます. この講義では両方の言葉を使います.

マウスポインタ,カーソル
マウスを動かすと画面上の矢印の絵が動きます. この矢印をマウスポインタと呼びます. ときには, 手の絵になったり, 円の中で黒点が回転したりします. 「○○をクリックして下さい」と言ったら, マウスポインタを○○(文字やアイコン)に重ねて マウスのボタンをクリックすることをいいます.

文字を入力する場面では, その箇所にマウスポインタとは別に棒の点滅が現れます. これをカーソルと呼びます。カーソルが現れている場面では, キーボードでタイプした文字が入力されます. DeleteキーやBackSpaceキーをたたくと カーソルの直前や直後の文字を消すことが出来ます. カーソルは矢印キーで移動出来ます.

ドラッグ
マウスの左ボタンを押したまま, マウスを動かすことをドラッグといいます. 「××をドラッグして△△に移動して下さい」と言ったら, マウスポインタを××に重ねて左ボタンを押したままマウスを△△まで動かし, そこで指を離すことをいいます.

スクロールバー, スクロール
ウィンドウに表示するデータが多すぎてそのウィンドウに収まらないときは, ウィンドウの右端や下端に棒が現れます. これをスクロールバーといいます. スクロールバーをドラッグして動かすことをスクロールするといいます. 真ん中にローラーの付いているマウス(ホイールマウス)では, このローラーを転がしたり, 前後に動かすことにより, スクロール出来る場合もあります.


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SUGA Shuichi
平成24年4月28日