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ファイルの読み書き

emacsの領域の説明で, バッファ(buffer)という言葉を使いましたが, これはコンピュータのメモリ(1次記憶装置)の仮の場所です. emacsを終了するとこの内容は消えてしまいますので, コンピュータの ディスク(2次記憶装置, 電源を切っても消えない)に保存します. 保存された文書はファイルと呼ばれる形で, OS(Unix)が管理します. (ただし, センターの emacs は, 一定時間ごとにバッファの内容を 自動的に保存してくれるので, そのファイルが存在することもあります.)

バッファとファイルの間のデータのやりとりには, 次のような(emacsの)コマンドを使います.


C-x C-f ファイルをバッファにコピーする
C-x C-s バッファの内容をファイルに上書きする
C-x C-w バッファの内容を別の名前のファイルに書き出す
C-x i (小文字) あるファイルの内容をバッファのカーソル位置につけ加える


emacsでは,ファイルタイプによって様々な入力補助機能が利用できます. それを利用するには, ファイル名を決めなければなりません. このため, ファイル名を決めた後内容を入力するのが, emacsの基本的な使い方となっています. 上のコマンドの中で, 最初の C-x C-f は, ファイルが存在しない時には, これから入力する内容の ファイル名指定にも使えます. 最初のファイル名は, test.txt にしましょう. C-x C-fとするとミニバッファにカーソルが移るので, text.txt とタイプして, Enterを押して下さい. 画面の赤い文字が無くなり, モードラインにファイル名 text.txt が表示されます.


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2007-05-18