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関係演算子と論理演算子

for文, while文, if文などに出てきた大小比較の記号 $ <, > $ は正しくは関係演算子と呼ばれます. 関係演算子はこの他に次のものがあります.
<=
等しいか, より小さい. $\leqq$と同じ意味.
>=
等しいか, より大きい. $\geqq$ と同じ意味.
!=
等しくない. $\ne$と同じ意味.

同じく制御文によく使われる論理演算子と呼ばれるものがあります.

論理積
記号&&, (A && B は A, B が共に真のとき真となる).
論理和
記号||, (A || B は A, B どちらかが真のとき真となる).
否定
記号!, (!A は A が真のとき偽, A が偽のとき真となる).
これらを組合せて条件式を作ることができます. 例えば, 下の式は, いつ真になるか考えて下さい.
5<a && a<10

上記の演算の結果は整数に値を持ちます. 例えば, a = 5 < 3, a = 3 < 5, a = 1 || 0, a = 1 && 0, a = !1, a = !3, a = !0, などとすると a に整数が代入されます. どんな値が代入されているか 調べてみると論理積, 論理和という言葉の意味がわかります. 他の例も調べてみよ.



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