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通常の 4則の 2項演算の記法は,
の様に計算則を表す演算子
(operator)が真中にあって, 計算される数(被演算子, operand)がその
両側にあります. 逆ポーランド記法は, この演算子を一番後ろに書く
計算式の記法です. 例えば,
を逆ポーランド記法で書くと,
4 3 +
となります.
より端的に書くと,
演算子があれば, その前の 2つがその演算子の被演算子である
が, 逆ポーランド記法のルールです.
逆ポーランド記法の電卓のプログラムは, プログラムの入門書では
スタックの応用例として良く取り上げられます.
それは,
- スタックを用意する.
- 数が入力されればスタックに積み上げる.
- 演算子が入力されれば, 2つの数をスタックから取り出して計算して
結果をスタックに積み上げる
という簡単なアルゴリズムで実現できるからです.
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